パチ屋隣のランドリー(投稿作品)

4月 12th, 2012  / Author: admin

俺の住んでる県は、別名パチンコ県。
ホントそこらじゅうパチ屋だらけで、何でこんな場所に建てたの?ってとこにまである。
まぁそういうとこのは大抵潰れてんだけどね。

俺が住んでる近所にも、そんな潰れたパチ屋があるんだけど、隣にコインランドリーがあるのよ。
よくお世話になってるとこでさ。

んで、行くのが大体同じような時間なんだけど、必ずパチ屋の入り口に女の人が立ってるんだよね。
ずーっと店ん中見てる感じで。

今んとこに越してきて半年経つんだけど、毎回同じコート着てるんだよ、その人。
最初は真冬だったから何とも思わなかったけど、今は春先。
夜中といえど、動けば汗ばむ温度。
もう気味悪くてさ。

毎回夜中の1時くらい、しかもその度目撃。
意味わかんねーよ。毎日いんのかな?

そんな事を思ってた今日この頃、何と昨日、そのパチ屋から白骨死体が発見されたらしい。

パトカーがやたら多いなぁとは思ってたけど、まさか死体が出たとは…
マジで信じられません。

で、その死体。
ベージュのコート着用してたって。

マジかよww
あの女とカブるんですけどww
おしっこチビりそうなんすけどww

でも俺が見た人との関係性はわかんないし、ただの偶然かもしれんから、てか偶然であってほしいから、今日行ってくる。
あのコインランドリーに。
穿けるパンツあと一枚になっちゃったし。

どうかいますように?いませんように?
何て祈れば良いんだこりゃww

助けて(投稿作品)

4月 12th, 2012  / Author: admin

ヤバい。隣にイケメソ引っ越して来た。
めっちゃヤバい。超カッコイイんだけど。

珍しいかな、夕方に引っ越しの挨拶に来て、チョッパーのフェイスタオル置いてった。
ナイスチョイスイケメソ!

でもその人が越してきて数週間、何かすんごい臭いがするんだよね…。
練習終えた野球部の靴下を3日間放置した上に生ゴミ添えたような。
有り得ないくらい臭い。
てか有り得ない。

何とかして貰うよう大家さんに連絡入れて、報告の電話受けたんだけど…
確認しに行ったけど何も無かったって。
臭いどころか、めちゃくちゃ綺麗でビックリしたって。

じゃあ何でこんなに臭いのさ!
大家さんが訪ねた日もずっと臭ってたよ!
てかずっと臭ってるよ!

あたしの部屋が臭いのか?と思って色々チェックしたけど、間違いない、あたしの部屋はリセッシュアロマの香りです。
臭かったら友達も来ない筈、一昨日はこの部屋で友達とレポート書きました。

という事は、あたしの部屋は臭わない!
あたし自身も毎日お風呂入ってます!

友達も隣の部屋の前を通った時、物凄い臭いがしたって言ってたし、これは大家さんの鼻がイカレてるという事で、仕方ないから、昨日直接イケメソ部屋を訪問しました。

相変わらずイケメソだったけど、それ以上にめっちゃ臭い。
言いにくかったけど言いました。
あの、ずっと酷い臭いがするんですけど、何かやってらっしゃるんですか?って。

そしたらイケメソ……
あたしの手を引っ張って、無理矢理部屋の中に入れた。
ビックリしてイケメソの顔見たら、すっごい恐い顔してた。
何か妙な期待した自分が情けない。

恐くなったからすぐに謝って、帰ろうとしたんだけど、手を放してくれなくて、物凄い力で頭と身体を床に叩き付けられた。
そのまま両足掴まれて、床下収納のスペースに入れられた。

意識が朦朧としてたけど、とにかくもう必死で暴れて、イケメソの足首(多分)とか首(多分)引っ掻いて、泣き喚きながら何とか自分の部屋に戻って来た。

今日は一歩も外に出てない。
友達と学校には連絡入れたけど、昨日の事は言ってない。
恐くて言えない。
逃げ帰って来た夜から、何かいるの。
ベランダに何か…。
恐くて確認してないけど、何かがいるの。

ビルの明かりと街灯で、カーテン越しに浮かび上がったシルエットは、何だかよくわからない。
恐くて見れない。
見ちゃったら、誰かに言っちゃったら、窓を破って入ってきそうで恐い。

床下収納に入れられた時、すぐ横に目が見えた。
3つ。
意識がはっきりしてなかったから自信は無いけど、あれは多分人間の目。
下瞼の皮膚感が人間っぽかった。
全く動かなかったけど。

床下…めちゃくちゃに臭かった。
部屋なんて比じゃない、もしかしたら、床下から臭ってるのかもしれない。
これも自信は無いけどさ…。

今も臭う。部屋全体、あたし自身も…臭う気がする。

誰か助けて。
美和ちゃん…お願い、またレポート書きに来て…。
このままじゃあたしおかしくなっちゃうよ…。

深夜のガードマン(投稿作品)

4月 12th, 2012  / Author: admin

二年前の話です。

私はスーパーのレジを担当していて、レジ長を任されていました。
翌月に新しい店舗がS市の町に出来るという事で、研修生を指導する為、毎日その町に通う事になりました。

丁度その頃、通勤する道路では道幅を広げる為に工事をしていて、深夜になると迂回をしなければいけませんでした。
その道以外にも道はありましたが、山道の為かなり時間がかかります。

工事が無かったとしても、町まで1時間。
しかも出勤時間が毎朝早い。
山道を使うとしたら、もっと早く起きなければいけないので、できれば今以上の早起きはしたくないと思い、そういった理由で利用しませんでした。

何時ものように仕事を終え、本当なら18時には帰る支度をしていたのですが、その日は研修生達の研修レポートや実地をした感想などを報告、チェックした為、帰る頃には21時を回っていました。

くたくたになって、明日も早いと思うと、早く帰りたい気持ちが大きくなり、何時もよりスピードを上げて帰路につきました。
そして例の工事道路に入った時、既に迂回の看板が出ていて、まだ深夜でもないのに面倒だなと思いながら、ガードマンに従い、前車について行きました。

進んでいくうちに車は次第にいなくなり、気付けば迂回路を走っているのは私だけでした。
時刻は22時を回ろうとしていて、沈んだ気持ちを晴らすようにスピードを上げようとした時、前方に赤く光るものが見えました。

ガードマンの誘導棒でした。
誘導棒を振り、横道に入れという指示を出していました。

見馴れた土地に入っていたので、こんな横道に入ったらもっと帰りが遅くなってしまうと思い、ガードマンが見えなくなってからすぐにスピードを上げました。
それから数分、また誘導棒が見えました。
今度は舗装されてない道に誘導され、砂利道に通されました。

正直、何でこんな道を…と思いましたが、誘導されたからには仕方ないと思い、ガタガタと揺れる道をしばらく走りました。
するとまた、ゆらゆらと揺れる誘導棒が見えました。
こんな月明かりも届かないようなところで大変だなとぼんやり考えながら、また指示を仰ごうと見たところ、今度は砂利どころか、獣道に誘導されたのです。

さすがにこんな道は知らないし、ちゃんと知ってる道に出れるのだろうかと心配になりました。
ですが、ガードマンは進むようにと誘導棒を動かし続けます。
こんなことなら、時間がかかっても山道を選べば良かったと後悔しました。
その方が早く帰れたかもしれないのに、と。

獣道を入ると、砂利道とは比べものにならないくらい酷い悪路で、スピードどころか進むのがやっとでした。
もう完全に気が滅入り、ただただ早く帰れますようにと祈りながら走りました。

そしたらまた誘導棒が…。
今度こそちゃんとした道に出してくれと思いながらガードマンを見ると、何か違和感を覚えました。
誘導棒は、このまま真っすぐ、という指示を出しています。
この違和感は何だろうと思いましたが、指示された通り、また獣道を進みます。
そしてまた、誘導棒が…。

その時気付きました。
ヘッドライトに映されたガードマンの顔が、同じなのです。
最初に誘導したガードマンと、横道に誘導したガードマン、砂利道に誘導したガードマン、この獣道に誘導したガードマン、全て同じ顔をしているのです。

背中に冷たいもを感じ、頭の中は恐怖でいっぱいになりました。
息をするのがやっとで、理由は分かりませんが、このまま行ったら二度と家に帰れなくなる、と思いました。

私はギアをバックに入れ、思い切りアクセルを踏みました。
必死で踏みました。

前方も後方も見るのがとても恐かったのですが、暗闇をバックミラーで確認し、アクセルを踏み続けました。
砂利の音が聞こえた時、慌ててドライブに切り替え、草木にぶつかりながらも進みました。

進んですぐ、誘導棒が見えました。
心臓が大きく波打ちました。
ガードマンがじっと私を見つめていたのです。
生気を感じさせない目でじっと…。

それからは、どこをどう通ったのかよく覚えていませんが、無事に帰宅する事ができました。
時刻は0時を過ぎ、ご飯もお風呂も忘れ、ベッドで震えながら夜を明かしました。
くたくたでしたが、恐怖で眠れませんでした。

この事があってから、その道は一度も使いませんでした。
毎日かなり早起きをして、山道を通って通勤しました。
日が登っていても、その道を通るのが恐かったのです。
帰りも勿論、山道を使いました。
夜にあの道を通るなんて以っての外です。

工事が終わってからもしばらくその道は使いませんでしたが、二年経った今、ようやく通れるようになりました。
あまり使用しませんが…。

あの頃に比べると、道幅が広がった為にだいぶ感じが変わりましたが、あの時抱いた恐怖は今も変わりません。
もう二度と、夜に工事中の道路は通りたくありません。

祠(投稿作品)

4月 9th, 2012  / Author: admin

何でこんな事になったのかわからない。
本当にあれが原因なら、リュウイチもユウジもこうなってる筈だ。

4ヶ月前、近所の山(つーかもう殆ど丘)で、友達2人と花火して遊んでた。
木も草も無いトコだったから、火事になるような事もなかったし、夏になると花火をするカップルとか、星をみる家族連れとか結構人が来る所だった。

その山の隣には、狐だか何だかを奉ってる祠があるんだけど、婆ちゃんと爺ちゃんに、俺が子供の頃から「あそこでは絶対バカをやるな」って言われてた。
動物の念は強いから、祟られるから、って。

実際、婆ちゃんの兄ちゃんと、爺ちゃんの叔父、妹が、祠にイタズラして死んだんだって。
信じられるかそんなの、って思ったけどね。

婆ちゃんの兄ちゃんは、祠に小便ぶっかけて、その数週間後に左足が腐って死んだらしい。
原因は不明。
爺ちゃんの叔父は、祠に石投げて、その帰りに死んだって。
これも原因は不明。
丘の麓にある、銀杏の木の枝に、「く」の字に引っ掛かって死んでたらしい。
妹は、祠の中にあった賽銭を盗って帰宅、親にめちゃくちゃ怒られて、返しに行く途中バイクに撥ねられて死んだって。
ホントどれも信じがたいよね。

でもさ…俺の右手、再来週には無くなる。
壊死してもう使い物にならないんだ。
手術して切除 てか切断しないと、範囲が広がってマズイ事になるって。

何でこうなったかはわかんない。
色んな病院行って診て貰ったけど、どの医者も首を傾げて、原因不明だって言いやがった。
でも早いとこ切除しないとヤバいってさ。

丘で花火をやったあの日、祠にロケット花火を撃ち込んだのはリュウイチだ。
俺とユウジは止めたんだ。
止めたんだよ。

でも祠が直接の原因じゃないって思いたい。
原因不明の病気っていっぱい存在してるじゃん。
祟りなんて非現実的だ。そんなんで右手無くしてたまるかよ。

…やっぱ左手で文章は打ちづらいね。
すげー時間かかる。
また何か変化あったら報告したいと思う。

じゃ、無くしてくる。

しるし(投稿作品)※長文

4月 8th, 2012  / Author: admin

その日は、昼間だというのに空が暗かった。
ただ単に曇ってたってだけかもしれないけど、たまに覗く太陽まで、灰がかったようにぼんやりしてたんだ。

当時俺は中学二年生、その日も、何時も遊ぶメンバー(A・B・C)で、何の事は無い、ただただチャリで街探検しながら、喉が渇けば自販機に立ち寄り、疲れたら目につく駐車場で休憩し、そんな風に過ごしてた。

休日は大抵こんな感じだったけど、それなりに街も活気づいてたし、このチャリ探検に飽きが来る事なんてなかった。
先週はこんな店無かったのになーとか、あのしゃぶしゃぶの店潰れたんだーとか、色んな発見があったから。
日が経つにつれ、大規模ではないものの、どんどん建物や道路も増えてったしさ。

話逸れてすいません。
これから話すのが、俺が唯一した不思議体験。
文才無いけど、一生懸命書くね。
無駄に長い上に、大して面白くもないから、暇で死にそうな時にでも読んでください。
自分や友達の会話は、確かこんな風だったなって感じで書きます。

その日は、さっき書いたように、疲れたから目についたスーパーの駐車場で、友達みんなとサイダー飲みながら休憩してたんだ。
一休みして、そろそろ出発するかって感じで、それぞれがチャリを動かそうとした時、白い軽自動車がBの横にゆっくり近付いて来て、そして止まった。
間髪入れず運転席から見知らぬおばさんが出て来て、物凄い勢いでBに話し掛けてきた。

おばさん「はぁはぁ B君!幼稚園以来ねー!げほっ 大きくなっておばさんわからなかったわぁ!げほげほっ」

B「??え??あの?」

おばさん「げほっ まさか中学校でまたB君に会えるなんて思ってもみなかったわよぉ!はぁはぁ うちの子と仲良くしてあげてねぇ~」

B「あのー…?ええと…えぇ…??」

めちゃくちゃ息を切らして喋りまくるおばさん。
でもBは全く理解できていない様子で、話が全然噛み合っていなかった。
マシンガンの如く話し続けるおばさんを遮るように、Cが声を上げる。

C「あの!どちら様ですか?俺達Bの友達なんですけど、何かBわかってなぃ、、」

おばさん「はぁはぁB君とまたお話出来るなんて嬉しいわぁ!おばさん夢にも思わなかっげほっげほげほっ」

話を遮られた事が気に入らなかったのか、ただのDQNなのか、完全にCを無視して話し続けるおばさん。

C「……何なのこのババア…」

小声でCが毒づく。
その間も、おばさんのマシンガントークは止まらず。
口の端に泡を溜めながら話し続け、ポカンと口を開けるBを前に嘔吐いている。

仕方がないので、話し終えるまで待つ事にし、CにはBとおばさんの監視とチャリ番を頼み、俺とAはスーパーにお菓子を買いに入った。
お菓子コーナーでうまい棒を物色し、残り六本の明太子味を買い占め、レジに列ぶ。
その時Aが呟いた。

A「あのおばさん寒くないんかな?初冬なのに半袖って。俺なんてジャンパー着ないとキツイよ」

確かにおばさんはTシャツだった。
黒と緑の、妙な斑模様のTシャツ。

俺「車ん中にいたからじゃね?あとデブだから寒さ感じねーんじゃん?」

A「ちょw俺の親父デブだけど超寒がりだよw」

俺「燃費悪ぃなーw」

そんな会話をしつつ、レジを終え駐車場へ。
丁度おばさんが出発したところだったらしく、白の軽自動車が勢いよく駐車場を出て行った。

A「話ついたの?」

C「あのババアマジで頭おかしいよ!全然人の話聞かねぇし半袖着てやんの!」

俺「半袖は別に関係なくね?w」

A「結局誰かわかったの?」

B「いや全然w最初から最後までわからんかったw誰あれw」

俺「名を名乗らず去ったのかwどこぞのヒーローだw」

C「明らかに悪党だろあれww」

そんな談笑をしながら、改めて出発するかって時に、Bが叫んだ。

B「あ!これ!何かあのおばさんがH地区のマンションに届けてくれって」

A・C・俺「はぁぁ~~!?」

C「馬鹿じゃねぇの!?マジで馬鹿じゃねぇのあのババア!車で行きゃ良いじゃん!てか見知らぬ少年に頼み事すんなよ!悪党だよやっぱり!信じらんねぇ!」

A「いやでもほら、向こうはBの事知ってるみたいだったし、見知らぬ少年ではないよ」

C「んな事どーでもいーわ!てか断れよB!引き受けんなよ!」

B「だって強引に握らされたんだもん;返そうとしたら帰っちゃったし…」

C「んだよ俺近くにいたのに全然気付かなかったわ!わかってたらサイダーの飲みカスと一緒に返してやったのに!クソー!」

俺「で、何渡されたん?」

B「よくわかんない…。何だろこれ」

Bの手を見ると、確かによくわからない物が乗っかっていた。
見た目はお菓子のおまけでついてくる、小さい女の子がするような、五百円玉サイズくらいのペンダントトップ。
薔薇?牡丹?みたいな形をしてて、色は緑っぽい蛍光色、触ると少し柔らかく、樹脂か何かで出来てるのかなという印象だった。

C「……これをわざわざ届けろと?」

B「……だね」

A「迷惑もいいとこだね」

俺「もうそこら辺に置いて行こうぜ」

A「そこの縁石に置いておけばスーパーの人が拾ってくれるんじゃない?カウンターに落とし物箱あるし、あのおばさんが買い物した時にでも気付くでしょ、多分。来るかわかんないけど」

C「はい!そーゆー事で、、」

Cが喋りながら、Bの手の平のそれを取り上げようとした時、Bは勢いよく手を振り払った。

C「痛って…」

B「ごめん;;……俺これ届けるわ」

A・C・俺「はぁ!??」

B「だってあのおばさん俺の事幼稚園から知ってるみたいだったし、つー事は俺の親も知ってるワケでしょ?もし届けなくて親に連絡あったら……」

A・C・俺「……………」

B「俺だけ行ってくるよ。H地区ならここから十分くらいだし」

俺「アホか。俺らも行くよ」

C「お前一人で行かせる訳にはいかねーよ」

A「仲間だろ、俺ら」

B「お前ら………」

全員「何この茶番ww」

そんな馬鹿な会話をしつつ、それぞれが自分のチャリに跨がる。
時間はまだ十四時、届け物をしても、たっぷり時間はある。

A「H地区方面にはしばらく行ってなかったし、新たな発見があるかもね。良い機会だよ」

C「あのH食堂潰れてっかもな!もう殆どお客いなかったしさ!」

俺「あそこ潰れても新しい店入んなさそーだよね。何か入りづらいし」

B「場所が悪いよねー」

俺「ところでどこのマンション?」

B「K神社近くのHハウスってとこだってさ。ちなみに五○二号室」

C「ん?あそこら辺にマンションなんてあったっけ?」

A「新しく出来たんじゃないの?ずっと前行った時はコンビニの後ろにアパート建ててたじゃん?」

C「住居ラッシュか…」

俺「でも神社付近にマンションスペースなんて無かったような…」

B「取り敢えず出発しようぜ」

冷たい風に吹かれながら、H地区へ向けてチャリを漕ぎ出す。
くだらない話に花を咲かせつつ、俺達は順調にH地区へ進んで行った。

数十分後、無事K神社前に到着。
直ぐさまそのマンションは見付かった。
と言うのも、平家が多い住宅地だったので、五階建てのマンションはあからさまに目立ったのだ。

俺「最上階の人か…」

A「それにしてもデカいねー。周りの家潰して建てたんだねこれ」

チャリを押しながら、マンションの入り口に向かう。

C「うぉーすげー!オートロックってやつじゃねあれ!」

玄関に近付くと、ガラスのドアから電気錠?(あの扉を開けるボタン押す機械)がちらりと見えた。
その頃は、俺達に取ってオートロック式のマンションは珍しく、実際に見るのは皆初めてだった。

B「こんなとこに住んでる人が本当にこんな物必要なんかな…」

例の物を見つめながら、Bが不安そうに呟く。

A「オートロックのマンションに届け物頼むなんてあのおばさんも無茶言うよねー」

C「悪党ババアだからな」

取り敢えず、玄関へ入る分厚いガラスドアを引いて、中に入った。
住人が来たら、理由を話して管理人に連絡して貰おうと思った。

お喋りをしながら待っていた所、二十分くらいしてから、一人のおばさんが玄関に入ってきた。
そして俺達を見て早々、
目を真ん丸くして、まるで珍しい物でも見るかのような顔で立ち止まる。
不審者扱いされたらヤバいと思い、慌てて声をかけた。

俺「あの、人から頼まれて届け物を持って来たんですけど、俺ら入れないし、管理人さんか誰かに連絡取れませんか?五○二号室の人に渡したいんです」

おばさん「……五○二……届け物?」

B「はい。これなんですけど…」

Bが恐る恐る手に持ったあれを見せる。

おばさん「…あら!あらあらあら…ふふっ」

おばさんは嬉しそうに笑った。

おばさん「鍵は掛かってないから、このドアの先の中庭で待ってて」

A「え??」

C「鍵掛かってねーのかよ!」

おばさん「うふふっ。……あなた達がねぇ…。そう……ふふふ」

少々不気味に思いながらも、言われた通り目の前のドアを開ける。
おばさんの言った通り、鍵は掛かっておらず、四角格子のドアはすんなりと開いた。

おばさん「ちゃんとそこで待ってるのよ。ふふっ」

そう言うと、おばさんは元来た道を戻って行った。

ドアを開いた先には、四メートルくらいに伸びたコンクリートの道があり、その延長線上に、四方と天井をガラスで囲んだスペースがあった。
わかりづらいかもしれないけど、こんな感じ。

上から見た図↓

| 入り口 |
| |ドア| |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 玄関 |
|_〇←電気錠|
| |ドアA| |
| ̄| ̄ ̄ ̄| ̄|
マ| 進行方向 |
ン| | ↓ | |
シ| | | |
ョ| |___| |
ン|| ̄|ドア| ̄||
内||  ̄ ̄ ̄ ||
の|| ガラス内 ||
外|| スペース ||
壁|| ___ ||
|| |ドア| ||
| ̄| ̄ ̄ ̄| ̄|
| | | |
| | | |
 ̄| ̄ | |
ド| | |
ア| | |
B| | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ホントわかりづらくてごめん(汗

A「中庭ってこのガラスの中の事?」

B「んー… かなぁ…」

C「緑が一切無いな!中庭らしくねぇ!」

俺「まぁここで待ってればわかんじゃね?丸見えだし」

ガラスのドアを開き中に入ると、玄関よりもずっと暖かく、思わず「うはぁ~」なんてだらし無い声を出してしまった。

C「あ~~超あったけぇ~~」

B「春の到来じゃ~」

俺「いやいや夏の訪れじゃ~」

A「まだまだ冬は始まったばかりだよ」

B・俺「真面目か!」

A「暖房器具無いのに暖かいって不思議だね。天窓も無いし……日光届かない筈なのに」

B・C・俺「真面目か!」

C「基本的に室内はあったけぇんだよ!多分!玄関寒かったけど!」

またも馬鹿話を始めて、うまい棒を食べるというDQN行動をしようとしたその時、俺達が入って来た反対のドア(図のドアB)からおじさんが出て来た。
そして俺達を見て、凍り付いたような表情を浮かべ、言った。

おじさん「何でこんな所に…!」

絶句といった感じ。
ガラス越し、しかもそれなりに距離もあったにも関わらず、声がよく聞こえた。

やべぇうまい棒食ったら怒られる!とガキ丸出しの思考回路で、すかさずおじさんに言う。

俺「ごっ ゴミは持ち帰りますから!」

A「食べカスもちゃんと拾います!てか散らかさないように食べ、、」

Aが言い終える前に、おじさんがこちらに駆け寄り、物凄い剣幕で怒鳴りつけてきた。

おじさん「早く出てけ!!のまれるぞ!!」

C「は??」

A・B・俺「???」

おじさんはガラスのドアを開けて入って来てすぐ、俺達を強引に中から追い出した。
すぐにドアAを開き、怒り口調でおじさんは続ける。

おじさん「早く逃げろ!!帰れなくなるぞ!!」

訳がわからず、俺達は互いの顔を見合って戸惑う。
ただ、おじさんがめちゃくちゃ怒っている事はわかったので、届け物がある事と、ここで待つように言われた事を伝えた。

B「これを五○二号室の人に届けなきゃいけないんです…」

C「ここのおばちゃんに待ってろって言われたし」

おじさん「五○二号室…?……それは……!」

Bの手を見て、おじさんの顔が更に強張る。

おじさん「誰にそれを貰った!?どこで貰ったんだ!?」

B「スーパーの駐車場です…知らないおばさんから…」

A「向こうはBの事知ってたみたいだけど、Bは最後までわからなかったみたいです」

おじさん「何て事だ……」

愕然とした様子で、おじさんが手で顔を覆う。

おじさん「とにかく早くここから、、」

おじさんが喋ったと同時に、奇妙な音が聞こえた。
買い物袋を擦り合わせるような、カサカサ、シャリシャリといった感じの。

おじさん「クソッ!君達、ガラスの中に戻れ!早く戻れ!!」

おじさんの勢いと口調に押されて、俺達は大急ぎでガラスの中に戻った。
それに続き、おじさんも中に入る。

おじさん「いいか!これから俺の言う事をよく聞け!このままじゃ君達は二度と家には帰れない!でも俺の言う通りにすれば、必ず帰れる!……今日はな…」

A「……今日は…?」

おじさん「とにかくだ、信じられないかもしれないが、今から異質なモノがここに来る。君達は絶対に見ちゃいけない。絶対にだ」

B「異質なモノ…?何ですかそれ…?」

おじさん「……嫌でも身体で感じるよ。いいか?絶対に見るなよ。のまれるからな。最悪見たとしても、目だけは見るな。絶対に。約束だぞ!」

C「んだよワケわかんねぇよ!何なんだよ!」

おじさん「気持ちはわかるが、今は俺の言う通りにしてくれ。君達は俺が守る」

会話をしてる間も、ビニール音は止まず、むしろ大きくなっていく。
大きくなるにつれ、ビニール音だけじゃなく、金属がぶつかり合うような音が混じっている事に気が付いた。
例えると、ビニール袋に釘やネジ等を入れて、それを手でくしゃくしゃに揉んでいるような音。

おじさん「君達、円になってしゃがめ!目を瞑って動くなよ!」

もう言われた通りにするしかなかった。
異様な空気に包まれているのはよくわかったし、おじさんの様子からして、適当な事を言っているようには見えなかった。
それに帰れなくなるのは困る。
数学のプリント二枚と、理科の自主学習の宿題が残ってたから。
今更ながら、何でこんな悠長な事考えてたんだろうと不思議に思う。

それから数秒、沈黙の後、おじさんが小さく呟いた。

おじさん「……来た……」

その言葉の後、あの金属音がガラス内いっぱいに響いた。

ギィンギィン!!キィーー……ギャリギャリ!!ガチン!ガチン!ギリギリギリ……

耳と頭がおかしくなるかと思った。
もはや金属とは思えない轟音。

シャリシャリ…ガサガサッ…シャリシャリジャリジャリ……ギィン!ギィン!!……
……ア゛ ゛ ゛゛ギィィー!!ァァ゛゛゛ギャギャギャ!!!

身体の右半分に振動が伝わってくる。
いつも強気なCが震えているのだ。
Bは泣いているのだろうか、ずるずると鼻を啜る音が聞こえる。
Aは何かおまじないのような言葉を小声で唱え、時折歯をがちがちと鳴らす。
俺はというと、もう失禁寸前だった。

ギチギチギチ……
アァ゛゛゛~~~…ァ゛ァ゛゛~~ギャリギャリギャリギャリ………

音に混じって、何か声のようなものも聞こえる。
でもそんな事はどうだってよかった。
ただただ、早く終わってくれ!死にたくない!早く帰らせてくれ!と、心の中で叫ぶしかなかった。

おじさんは俺達の肩をがっしりと抱き、守るように身体を被せてくれて、俺達を怒鳴った時と同じように、声を張って叫んだ。

おじさん「この子達はやらん!」

はっきりとした口調だったが、おじさんの声は震えていた。
震えた声で繰り返してた。

おじさん「やらん!やらん!やらん!やらん!」

俺はもう恐怖と絶望で自然と涙が流れ、気が遠くなりそうになるのを必死で堪えてた。
よく発狂しなかったなと、今はひたすらに感心する。

ギャリギャリ……ギチギチギチギチ………
ア゛ア゛゛ァ゛ーー………マダ゛……オワ゛ァラ゛゛…ナイィ゛゛゛~~……
シャリシャリ……シャリ……ガサ…ガサッ…ガサ…シャリ…シャリ………
………………………
………………

どのくらい時間が経ったのか皆目見当がつかなかったけど、段々とその音は小さくなり、次第に消えていった。

おじさん「……行ったか………」

おじさんの安心したような声を皮切りに、俺達は一斉に泣きわめいた。
そりゃもうわんわん泣いた。

おじさん「もう大丈夫だ。よく堪えたな、偉かったぞ君達」

おじさんはそれぞれの頭をくしゃくしゃと撫で、微笑みながらまた肩を抱いてくれた。
俺の中の無二のヒーロー、仮面ライダーアマゾンを、おじさんが上まった瞬間だった。
震えながらも守ってくれた。
マジで格好良かった。

おじさん「……ただ、まだ安心は出来ない。君達には”しるし”がついてしまった…。今度は自分達で何とかするしかない」

B「!?今度!?まっまた今みたいな事がっ!?また今みたいなのが来るって事ですかっ!?」

おじさん「……………」

B「なっ何なんですか今のはっ!?説明してください!!これは何なんですかっ!?」

興奮するB、手の平に乗せた物を、おじさんの顔に突き付ける。

おじさん「……ごめんな……」

B「ごめんじゃわかりませんよ!わかるように説明してくださいよっ!!」

おじさんは俯いて、ごめんと繰り返すだけだった。

B「何で俺らがこんな目に…!話してくださいよ……話す義務があるでしょおじさんにはぁ!!」

俺「おい!やめろよ!」

おじさんの胸倉に掴み掛かろうとしたBを、慌てて制止する。
Bの気持ちは痛い程よくわかったが、それでも俺は知りたくないと思ってしまった。
知ってしまったら、今まで通りの何気ない生活が壊れてしまいそうな気がして、恐かった。

C「おい!A!!A!!どうしたんだよ!!おい!!」

いきなり発っせられたCの大声にびっくりして後ろを振り返ると、うずくまったAをCが必死で揺さ振っている。

俺「どうかしたのか?」

C「何かAがぶつぶつ言って動かねぇんだよ」

すかさずおじさんがAに駆け寄る。

おじさん「おい、大丈夫か!?まさかあれを見たんじゃないだろうな!?」

A「………………」

おじさん「おい!しっかりしろ!君にはまだちゃんと残ってるぞ!」

A「……………。黒と……緑だった……」

俺「……え…?」

A「黒と…緑…。あのおばさんの服と一緒…。でも……人じゃなかった……」

おじさん「……見たのか…?」

A「一瞬見えた…。D(俺)の後ろ…動いてた…」

おじさん「まさか目は見てないだろうな!?」

A「身体…?だけ…だと思う。黒と……緑……。斑の……」

B・C・俺・おじさん「……………」

A「まだ終わらないって……まだ終わらないって言ってた……」

C「何…??」

俺「まだ終わらない?」

A「…黒と…緑……黒と緑黒と緑黒と緑黒と緑黒と緑黒と緑黒と緑黒と緑黒と緑黒と緑黒と緑黒と緑黒と緑黒と緑黒と緑黒と緑黒と……」

異様だった。
Aを強く抱き締めるおじさんは、泣いていた。
俺達は、その光景を茫然と見ているしかなくて、無気力に立ち尽くした。
何も考えられなかった。

それから数時間、本当はすぐにでもマンションから出て行くべきなんだけど、とおじさんは言いいつつも、Aが落ち着くまで、二階にあるおじさんの部屋で休ませてくれた。
皆無言で、ベッドで横たわるAの回復を、ひたすら待った。

気が付けば、時刻は二十時。
本当に帰らなきゃマズイという雰囲気になった時、Aが声を出した。

A「………恐かったぁ~~~」

間抜けな声色に、力が抜けた。
皆の顔が緩み、ほんの少しだけ、穏やかな空気が流れた。

C「ばかやろー!拍子抜けしたじゃねぇかよ!」

B「良かったよAー(泣」
俺「心配かけやがって!お帰りA」

A「ごめんね皆…」

おじさん「一安心だな。何ともないか?」

A「あ、はい。何とか大丈夫です。あ;ベッド占領してすみません;」

おじさん「子供が気を遣うんじゃないよ」

A「……おじさん、どうもありがとう。おじさんのお陰で助かったんですよね?」

おじさん「……一応そう…なのかな…」

それを聞いて、Aはにっこりと微笑んだ。

おじさん「とにかく、大丈夫ならここから早く出た方が良い。何故かはわかるな?」

A「……はい」

おじさん「下まで送ろう。それからこれは…」

B「あっ…」

おじさん「俺が預かっとく」

おじさんはあの例の物を、人差し指と中指で挟み、静かに笑った。
そしてAが起きてすぐ、早々と部屋を出て、すっかり真っ暗になった外を窓越しに確認し、玄関まで下りた。

おじさん「気をつけて帰れよ」

全員「はい、ありがとうございました」

おじさん「それからな、ここには二度と近付くな。そして何より、君達には”しるし”がついてしまた。もしまたあの音が聞こえた時は……」

B「縮こまって目は見るな、ですよね?」

おじさん「……違う。今度は何があっても目を逸らすな」

C「はぁ??」

おじさん「”しるし”がついたらそうするしかない。のまれたくなかったら…な…」

全員「………………」

もう誰も質問しなかった。
それぞれが小さく頷き、Cが先頭で、玄関の分厚いドアを開いた。

おじさん「元気でな…。絶対に……のまれるなよ……」

振り返ると、そこにおじさんの姿は無かった。

全員が勢いよく自分達のチャリに駆け寄り、必死でペダルを漕いだ。
自分の家を目指して、漕いで漕いで漕ぎまくった。

それからは、互いに無言のさよならを目で伝え、それぞれが無事帰宅。
そして同じく、大目玉を喰らった。
Cに至っては、夕飯のトンカツをハーフサイズにされたそうだ。
成長期にはキツイお仕置きだったろう。
夜中にこっそりうまかっちゃんを食べたのは秘密だという。

その日から二十年ちょっと過ぎた現在。
期待を裏切るようだが、俺達は平穏無事に過ごしている。
Aについては不安だったが、外資系の仕事に就き、今夏には三歳年上の人と結婚するそうだ。

社会人になってからは、仕事や家庭の事情でなかなか皆と会えずにいるけど、それでも携帯では頻繁に連絡し合っている。
年賀状も毎年やり取りしてるし、皆それなりに元気そうだ。

そしてまたも期待を裏切ってしまうが、この件での、『何故おばさんがBを知っていたのか』、『例の物』、『五○二号室』、『しるし』、『のまれる』、『黒い緑の生物』、『おばさん×二』、『おじさん』etc…の謎は、未だ解けずにいる。
あれ以来あのマンションには近付いていないのだが、その件があった翌年に、K神社へ初詣をしに行った友人によると、そんなマンションは近くに無かったという。
そもそもそんなスペースどこにあるの、と鼻で笑われた。
チキンな俺は確認しに行く勇気なんて無いので、そこは勘弁して欲しい。

それとつまらない余談だが、ミスチルの”しるし”が大ヒットした時は、マジで毎日が鬱だった。
めちゃくちゃ良い曲だけど、俺達のダメージは相当なものだったよ。
これはCもBも言ってた。
ビニールの音もどうも苦手で、買い物にはエコバッグ(ていうかカゴ)を毎回利用している。
それなりに地球に優しい男に成長した。

あと、休日に娘とよく行く遊園地があるのだが、そこにあるお化け屋敷がどうしても苦手だ。
乗り物に乗って行く、本当に子供騙しの物だけど、後半で出て来る宇宙人がどうしても恐いんだ。
色がさ、あのおばさんのTシャツと一緒なんだよ。

黒と緑の斑模様。

鳥居の前で・・・

3月 20th, 2012  / Author: admin

俺が一番怖かったのは、自身も含めての体験談。

高校生の時って結構肝試しってやったよね?皆一度はやった事があると思うんだ。
でも、一度目には何も無くて、二度目、三度目って続けるんだよね。
その後何度目かに何か嫌な体験があってやめる人、
何も無いじゃん?って飽きる人って居ると思うんだけど、
俺の体験では1回目が最初で最後になった。

そういうのをやるのは夏休みとか冬休みが結構多くて、
俺らの場合は冬休みの前の週の日曜日に行ったのよ。
他のクラスの奴らがある日、霊園にいったらしいんだよね。

それで、面白おかしく「あれは怖かった」
「あんなのもうありえねぇ」とかって言ってて、かなり皆の話題を掻っ攫っていたんだ。
でも、クラスに一人は居ると思うけど、そういうのを全く信じない奴っているんだよね。
俺のクラスにもそういう奴が3人いて、「怖くないし、ありえん」って信じなかったんだよ。

そういう奴が居ると心強いと思い、怖がりの俺を含めて合計11人でそこに向かうことになったんだよ。
11人だよ?全く信じて無い奴3人(彼らは怖がりさえしない。仮にA、B、C君とします)
&興味津々+信じてる4人で、残りはビビリの俺含めたメンバー。
はっきり言って、俺らビビリでさえ余裕だと思った。

156 :155:2007/03/09(金) 06:24:41 ID:tabw4ZGN0
んで、土曜日の日にCのうちに集合して、
(こいつの家はかなりでかくて11人が泊まれるだけの広間もあった)行くことになったんだ。

全員が懐中電灯を所持。一人で二つ持ってるやつもいたし、合わせていけばかなり明るかった。
んで、全然怖がらない奴を先頭に、みんな大体3列ぐらいで固まって、
A+1人先頭、B+2人、3人、C+3人って感じの隊列でそこに向かった。
でも、そこにただ向かうのは面白くないから、
だれも試したことがない霊園の裏側から行こうって事になったのよ。

そこへ向かうには、まずはそいつの家の裏山に廻って、民家の裏を横切って、
林みたいなとこを抜けていくんだよ。
その林の時にまず奇怪なことが起こったんだ。

その林までは3列だったんだけど、その林からは道が細くなって1列になって、そこをあるくんだよね。
今まで一度も怖がらなかった俺らも、そこからは心臓がどきどきしてきて怖さが増してきた。
でもAを含めての3人は怖がらない。怖がってないと思ってたから、俺らもまだ安心してた。

歩き始めて10分ぐらいしてからかな、Bの様子が少しおかしい。
でも、何かあるといやだから聞けない。
もしBが発する言葉が俺らの予期せぬモノなら、どうしようもないから。
そのとき、Bが「見えたり、聞こえたりしても今は何も言うな!」っていきなり言い出したんだよ。

もう、そのときに俺を含めて皆が感じてたんだよ。
横に何かいる。後ろにも何かイル。前にしかいけない状態になってるって。
AとCは全く意に介してない状態だったけどね。

それから20分ぐらいその暗闇をあるいてると、街灯が見えてきたんだよね。
んで、AとCは大笑いしながら「ほら?何もないww」って感じで笑ってるんだよ。
俺は笑えなかったし、Bも全く笑わなかった。

理由は、出た場所が火葬場の目の前だったから。笑わなかったんじゃなく笑えなかった。
まぁ、でも街灯もあるし、後は舗装された道をただ歩けば出入り口があり終了。
のはずだった。それで終われるって皆が思ってた。

157 :155:2007/03/09(金) 06:25:53 ID:tabw4ZGN0
出入り口から火葬場までは、湖をはさんで正反対に位置してて、左にいくと車道のある出入り口。
右にいくと人が通れるだけの小さな道+鳥居のあるお地蔵さん。選ぶのは自然と車道のほう。
もう好き好んで鳥居になんかいける状態じゃないから。

それから車道方向に向けて歩いてたんだけど、
Aって言うのが悪ふざけ大好きだから、横の林を照らしたり湖を照らしたりしてた。
皆が「やめろ!」って言っても、「怖がりwww」と言って聞かない。

その瞬間だったよ。
「うぉぁぉあぁあぉぉぉぉおぉぉーーーー!!!!!」って叫び声が聞こえたのは。
もうね、背筋が凍るとかいう表現あるけど、そんなものじゃなかった。
誰かが悪ふざけしてると思ったけど、俺らの列から聞こえてるんじゃない。
Cを除く全員がその声を聞いたのがわかった。

その瞬間に全員が腰を落としてしまい、懐中電灯も落としてしまったから。
だってありえないし。声が聞こえたのが耳元で、湖の方向からだったから。
どういう聞こえ方かの説明は上手く出来ないけど、方向は湖から。でも声は耳元でさけんでた。

そこからは全員パニック。ガクガク足が震えながら後ろに後ずさり。
前方にはも行きたくない。懐中電灯ももういい。とにかくこの場から逃げたい。そんな感じ。
もうどうすればいいのかわからん状態。

Aはどうしたかって?
腰がおちた状態、というかハイハイの形で後ろに進んでた。
後から聞いたら、とにかく逃げたかったんだって。

それから10分ぐらい皆ガクガクしてたけど、
Cだけ「はやくかえるぞ!」とか言ってて、皆の懐中電灯を集めてきてた。
そればかりか、いきなり湖に小便までする始末。
そのおかげか皆少しずつ冷静になって来て笑い始めた。
「はははは、お前すげーわw」とか、「お前、こわくないんか??www」見たいな感じで、
皆笑って忘れようとしてた。

それから戻る準備をして、「さぁ、帰るか」ってなったけど、
さすがにその道を通る気にはなれなくて、逆方向から帰ることに。(鳥居方面)

158 :155:2007/03/09(金) 06:33:39 ID:tabw4ZGN0
まぁ、それから10分ぐらい皆無言で歩いて、
鳥居の近くまで無事(この時は無事って事にしときたかった)に辿り着いた時に、
またBが「まじで・・・。お願いしますから・・・」って言ったんだよ。
普通は「は?」ってなるんだろうけど、皆がその意味を分かってた。

もうね、他のメンバーでは泣いてる奴まで居た。
ここに辿り着く前に皆で笑ってたときに、
明らかに俺らのメンバーじゃない笑い声が聞こえてたから・・・。
女の声が・・・。

そして、鳥居の前でソレが出た。
その鳥居の前の道が細くて、ぎりぎり2人が並んで通れるぐらいの広さなんだけど、
その一人分の広さの場所はすでに埋まってたんだよね。
ソレは女に見えるけど顔は見れない。ってか見たくも無い。
でも、そこを通れば後は一気に民家が広がるから、これさえ行けば全て終了。

そして、11人もいるのに全員通れない。
このときに、Cも視認できてることが理解できた。口をあけて少し後ずさりしてたから。
通れない理由は、ソレが俺らの方向を向いてたんじゃなくて、空いてる道の方を向いてたから・・・。
俺らが通るときに、ソレの目の前を通らないといけないんだよ。
だれも行けない。でもこのままじゃダメなのも分かってる。八方塞だった。

そのとき、Bがいきなり走りだして、そいつの横を突っ切った。
それに続けとばかりに、皆も一斉に突っ切った。
全員でその後、Cの家まで兎に角走ることをやめなかったよ。
ずっと付いて来てる感じが拭えなかったから。

159 :155:2007/03/09(金) 06:36:07 ID:tabw4ZGN0
まぁそれからは、Cの家で「こぇぇ・・・・」とか、「まじ、最悪」とか、
皆が一斉に何をみたか、何を聞いたかを話してたんだよ。
確かに怖かったんだけど、家に入って明かりのある部屋で11人も集まると、
自然とまた少しずつ皆元気になってくるんだよね。安心したっていうかなんていうか。
ただ、これが最後に起こる事で一気に崩壊するんだよ。

Cがいきなり携帯で電話は始めたんだ。
だれにかは知らんけど、「ごめんね。本当にごめんなさい」みたいにずっと言ってんの。
皆始めは、「彼女だろ?うらやましいww」とか言ってたんだ。俺もそうだと思ってた。
んで、Cがブルブル震えてるのに気づいた。俺らもそのときに、少しおかしいのに気づいた。

時間は明け方の4時。いくらなんでも彼女に電話するのは早すぎる。
電話が掛かってきた雰囲気でもない。
じゃぁ・・・Cはだれと話てるんだ????だれにあやまってるんだ??????

一斉に静寂になったよ。AがCの携帯を奪って画面を見たら、だれとも通話状態になってない。
Cは「もう、やばいんかなぁ?俺・・・」って泣き始める。
何が何なのかわからん俺らはぶるぶる震えてしまって、つられて泣き出す奴も出だした。

その次におかしくなったのはB。
いきなりMDウォークマン(俺らの時代では最新でした)を叩きだした。しかも泣きながら。
ブツブツブツブツ言ってるから、「気持ち悪いからちゃんと言え!」って
言ったあと良く聞いたら、イヤホンから音漏れがしてる。

んで、Bが言ったのが、
「電源はいってないよ。電池切れてるのに・・・うぅ・・・」って。泣きながら繰り返してた。

160 :155:2007/03/09(金) 06:42:05 ID:tabw4ZGN0
それから朝8時ぐらいまでは、その部屋から一切でれない。トイレさえ行けない。
Cの親が「ご飯の用意したから食べる?」って聞きに来たときに、
やっと呪縛から開放された。(大げさだけど本当にそんな感じ)
一斉に皆泣きはじめた。
それ以来、そういう場所に行くのはもう止めた。

それと、Cが大学1年の時に亡くなった。いきなりスーパーで買い物中に亡くなったらしい。
葬式にはもちろん行ったが、そこに居たくなくてすぐに帰った。
他の奴らとその話してて、「やっぱりあのことが?」ってそのときのメンバーが言い始めた。
「んなことあるか」とか言ってたけど、それを聞いたときに背筋に冷たいものが降りてきた。
Cが携帯で話してたのはだれなんだ?ずっと謝ってたのは何に???って考えが浮かんできた。
皆同じこと思ったんだと思う。

そしたら、そのメンバーの一人が言ったんだよね。
後日Cがそいつに電話してきて、
『俺やばいかも。お寺に行って御祓いもうけたんだよ。神社にもいって受けた。
えっとさぁ、お前に聞きたいことがあるんだけど、アレの前を走り去るときに何か聞こえた?』
って聞いたらしい。

「アレって?」って聞き返したら、『鳥居の前の・・・』って。
そいつは聞きたくないって思ったらしいけど、Cが泣いてるのが分かったから切れなかったらしい。
「なんて聞こえたの?」って聞いたら。
「お前はダメよぉおぉぉっぉおーー」って叫んでたんだと・・・

161 :155:2007/03/09(金) 06:45:36 ID:tabw4ZGN0
それで終了。俺らはそんなことは一切聞いてませんし、本当かどうかもわかりません。
そいつが俺らを怖がらすためにやったのかもです。
でも、ブルブル震えながら真っ青になりながら冗談でいったなら、かなりの策士だとほめてやりたいです。

長文になりましたが、実際に俺が体験したことです。でもちょっと脚色してるかも^^;
まぁ、ほとんどこのままです。これ以降は一切肝試しはやってません。
では、駄文すみませんですた。

ひーぃぃいいいいーーー(長文)

3月 20th, 2012  / Author: admin

今から20年前、ある女性が大阪の企業に勤めていた
毎日続く激務に疲れ果て、そろそろ転職しようかと思っていた頃の話である

その企業の社宅の女子寮というのが、山奥の骨董品のようなボロアパートだった
かろうじてユニットバスをつけただけの古アパートを嫌い、その社宅に住んでいるのはその人だけだった
会社が家賃の大半を払ってくれていることと、静かで環境が良かったためだという

ある日、激務を終えて夜中にへとへとになって帰ってくると、自分の部屋に明かりが点いている
おかしいな、消し忘れたのか……と思っていたが、
それからもしばし消したはずの部屋の電気が家に帰って来ると点いていることがあった。
会社の総務部に言って点検してもらったが、異常はなかったという

そのアパートには通常の階段の他に非常階段があり、その人の部屋は正面から見て左端にあった
そんなわけで、彼女は疲れ果てて帰ってくるとアパートの左端にある非常階段を使って部屋に帰っていた

その日の仕事も深夜になった。くたびれて非常階段を登り、非常扉を開けると、人がいた
その人を見た瞬間、体験者はぞくっと寒気を感じたという

そこにいたのは女性だった。しかし、知り合いではなかった
見たこともないような物凄い長身の女性で、白い、フリル付きのワンピースを着ていたという
しかもそのワンピースは汚れており、あちこちに枯れ葉がついている有様であった
汚れた白い靴に穴の開いたストッキング、パサパサになった長髪には、
すり切れかかったリボンが結ばれていたという

このアパートに私以外の住人はいない、ホームレスだろうか……と、そんなことを考え、
部屋に入ろうとバッグから鍵を取り出した瞬間だった

ひーぃぃいいいいーーー

悲鳴とも笑い声ともつかない絶叫が廊下に響き渡った

544: 本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 21:36:48.91 ID:RSoX4Ryt0
体験者は肝を潰してその女を見たという。
するとワンピースの女は、一歩一歩こちらに歩み寄ってきたのだという
薄暗い廊下の中で、そのワンピースの女をよく見ると、肌が異様に白く、目の周りは汚れて落ち窪んでいた
その瞬間、体験者はこの女がこの世の者ではないとわかって、背筋が凍りついた

ひーぃぃいいいいーーー

また甲高い声が女から発し、身の危険を感じた体験者は非常扉の外に飛び出た
ゆらゆらと揺れるワンピースの女の影が非常扉の窓に映しだされた瞬間――

バン!

ひーぃぃいいいいーーー

ワンピースの女が非常扉にぶつかる物凄い音が非常階段に響き渡り、同時にあの絶叫が耳を劈いた

(あっちに行って! あっちに行って!)

祈るような気持ちで非常扉のドアノブを握っていると、
女の影が窓から離れ、あの絶叫が徐々に遠ざかっていったという
しばらくして、体験者は恐る恐る非常扉を開け、廊下の向こうを見た

まだあのワンピースの女はそこにいたが、こちらに背を向け、廊下の向こうにゆらゆらと歩いてゆく
そのとき、この女の目をかすめるには今しかないという直感が体験者を貫いたのだという
体験者は非常扉から飛び出るや、急いで部屋の鍵をドアノブに差し込み、自分の部屋に入って鍵を掛けた

部屋の電気はまた点いていたという。だが、この時だけはその奇妙な事態に感謝したという

545: 本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 21:38:20.40 ID:RSoX4Ryt0
しばらく部屋で息を殺していると、やがて廊下から物音が聞こえなくなった
もういいだろうと、体験者はそっと台所横の窓に近づき、窓から廊下を覗いてみた

女は、まだそこにいた

うわっと思った瞬間、こちらに背を向けていた女がこちらを振り向いた

ひーぃぃいいいいーーー

またあの絶叫が廊下に響き渡った。見つかった、と思ったという
体験者は部屋に逃げ込んだことを後悔したという。
鍵を掛けたはいいが、あの女に見つかったら逃げ場がないのである

体験者は押入れから布団を引っ張り出し、頭から布団をひっかぶってガタガタ震えるしかなかった
その隙間から台所の窓を覗くと、その白い女の肩の部分が窓から見えたという

バン!

あの女が、先ほどと同じように非常扉に激突する音が聞こえた
あまりの恐怖に、体験者は(なんで私がこんな目に……)とボロボロと涙を流しながら震えていたという

ひーぃぃいいいいーーー

またあの声だ。体験者は布団の隙間から窓を覗いた。
女の薄汚れたワンピースを見て、体験者はぎょっとしたという

さっき窓に映った時は、確かに女の肩が窓に写っていた
だが、今は肩が見えない。ただでさえ化物のように身長が高い女の肩が、
まるで急に伸びたかのように見えたのだという

546: 本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 21:38:43.65 ID:RSoX4Ryt0
どういうことだ、女の身長が伸びているとでも言うのか――
そう思った瞬間、あの女の姿が窓のところで止まった

ひーぃぃいいいいーーー

一分、五分、十分……例えようもなく長い時間が過ぎ、
体験者は布団から顔を出し、窓を見てみた
その瞬間、気絶しそうになったという

あの女の顔が、廊下の窓にべったりと張り付いていたのだという

ひーぃぃいいいいーーー

ついに見つかった
女の両手が窓枠に掛けられ、(もうだめだ……)と体験者が絶望した瞬間だった

ドン! シャーーーン!!

物凄い音と金属音が聞こえ、その音に頭を蹴飛ばされるようにして、体験者の体に自由が戻ったのだという
同時に、窓に張り付いたワンピースの女でさえもが、ビクッと見を震わせたのがはっきりと見えた

547: 本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 21:39:38.21 ID:RSoX4Ryt0
ドン! シャーーーン!!

またもう一度あの金属音が聞こえた瞬間、今度は低い男性の声で読経が響き始めたという
ふと気がつくと、さっきは見えなかったはずのあの女の肩が見えて、体験者は目を剥いた

(縮んでる……)

体験者はそう思ったという
ワンピースの女が窓から離れ、再びフラフラと非常扉の方に歩き出すのが見えた
誰かが助けに来てくれた。そう思うと急に力が湧いてきて、体験者は布団から飛び出し、廊下を覗いてみた

そこに立っていたのは、半円形の笠を被ったお坊さんだったという

顔は笠で見えず、身なりこそ女と同じように汚れていたが、手には立派な錫杖を持っていた
そのお坊さんが錫杖の先を床に振り下ろすたび、ドン! シャーーーン!! と凄い金属音が鳴るのだという

すると、あの女がそのお坊さんに引き寄せられるようにしてフラフラと歩き出した

548: 本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 21:39:57.50 ID:RSoX4Ryt0
逃げ出すなら今しかない。体験者は慌てて荷物をまとめたバッグを持ち、ドアをそっと開けて廊下に出た

見ると、あのお坊さんを見下ろすようにして、あの白いワンピースの女がこちらに背を向けて立っていた
化物のように巨大な見下ろされているお坊さんは、それでも唱える読経には全く乱れがなかったという

(このお坊さんは強い、あの女をきっと退治してくれる――)

急に勇気と安心感が湧いてきた女性は、部屋を飛び出して非常階段に走ったという
最後に体験者が背後を振り返ると、そのお坊さんに射すくめられ、微動だにしないあの白い女の姿があった

ドン! シャーーーン!!

ひーぃぃいいいいーーー……

お坊さんが錫杖を床に叩き付けるたびに、
女の方がビクッと震え、その度に見上げるように高かった女の身長が縮んでゆく
間違いなかった。お坊さんが錫杖を鳴らす度、女は小さく小さく、どんどんと縮んでいっていたのだ

549: 本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 21:41:02.56 ID:RSoX4Ryt0
もういい、これは最後まで見てはいけないと、体験者はアパートを飛び出した
アパートを離れ、必死に走っていると、不意に体が軽くなり、
もう大丈夫だという安心感が全身を弛緩させたという

ドン! シャーーーン!!

ふとアパートを振り返ると、あのお坊さんの錫杖の音が小さく聞こえたという

ひーぃぃーー……

もう悲鳴とも言えないほど小さくなったあの女の声が最後に聞こえた瞬間、
何故か点いていたアパートの電気がフッと消えるのが見えたという

そのまま体験者は友人の家に転がり込み、今しがた起こったことを説明したという
「怖いからやめて!」と途中で友人に話を遮られたが、
それが却って、体験者に奇妙な安心を覚えさせたという

そのおかげでその会社をやめる決心がついた体験者は、
ほどなくして会社を退職し、今は東京で暮らしているという

550: 本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 21:46:45.23 ID:RSoX4Ryt0
以上だ。最初こそノリコシ入道のような怪物なのかと思ったが、読んでいる内に
これは正しく八尺様だと思い当たったので書いてみた

八尺様の「ぽぽぽ……」ではないが、「ひーぃぃいいいいーーー」と繰り返される絶叫が気になった
さらに、白いワンピース、八尺ほどもある天を衝く長身というところに八尺様との共通点を見た

八尺様は封印されていたというが、もしこの女が八尺様だとすると、
八尺様は結界に閉じ込められたのではなく、
こういう強力な存在をくっつけられて封印されたのではないかとも思う