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沼地の家(塔子様からの投稿作品)

公開日: : 実話, 怖い話 |572 view

私の姉には霊感があります。
ある、と言っても、霊の種類や恨みの類が分かるわけではなく、勿論除霊などは出来ません。
私達が「なんとなくここ嫌だな」と感じる「嫌さ」が普通の人よりもはっきりと形になって分かる、そういう類でしょうか。
考えてみると、最悪な霊感ですね。

これはもうかれこれ30年以上も前に、その姉が体験したお話です。

母方の親類がS県M市に念願の一戸建てを購入しました。
年の近い従姉妹がおり、従前から交流はありましたので、新築祝いを兼ね、夏休みの終わり、父の運転する車でその家に泊りがけで遊びにいく事になりました。
姉が小6、私が小5の時です。
M市に向かう途中から、激しい雷雨に見舞われ、初めていく場所という事もあり、道にも迷い、その家に到着したのは、もう日付も変ろうかという非常に遅い時間でした。
しかも雷雨の影響でお祝いの食事の最中に停電、という始末。
そんなハプニングさえ幼い私にとってはウキウキするような出来事でした。
「私と妹(小3)」にとっては ですが。

非常用の蝋燭とキャンプ用のランプを用意して、クーラーも切れている真っ暗な従姉妹の部屋で
姉が二段ベッドの上、従姉妹の長女と次女がその下、私と妹はベッドの傍らに布団をひいて寝ました。

私が目覚めたのは、子供部屋に
「おはよう子供達! さあ、帰るぞ!!」
と無駄に大きな声張り上げて飛び込んできた父親に起こされた、まだ夜も明け切っていない早朝の事でした。

ちょっと今何時?
っていうか、来たばっかりで家の中すらロクに見ていないよ

寝ぼけ眼をこすりながら、ぶつくさ文句を言ったとは思いますが、半ば強引に無理やり全員車に乗せられて
あっという間に家にたどり着いたのでした。

家にたどり着いてから、父と姉のした話はこんな感じです。
(ちなみに父もどうやら霊感はあるようですが、非常に怖がりな人なのでそれを最後まで認めませんでした。)

父曰く
雨の中でその家を認めた時から、なんだかすごく嫌な感じがした。
玄関入ると、真正面が階段になっているが、すぐ脇の窓から、真っ黒な顔の人が家の中をニヤニヤと笑いながら覗き込んでいるのが見えた。(姉も見えたそうです)
新築祝いのご馳走を食べているとき、客間の隣の4畳半から、人がスーハーと息を吸う音が聞こえた。しかもこちらを伺っているような気配がした。
しかも自分がその部屋に寝るハメになった。すごく嫌だった。
寝ている間中、自分の布団の周りを、何か、というか「誰か」がズル……ズル……と這いずり回っている感じがした。
その這い方は、「下半身のない人がひざを使って前進する感じ」だった。

一方姉は
夜中、寝ている最中、ぽこぽこ、と何かが泡立つような音が聞こえた。
薄っすらを目を開けてみると、天井が沸騰したお湯のように泡立っていた。
しかもその泡の中に何かが見える。
見てはいけないと思いつつも、その泡の一つ一つに人の顔が浮かんでは消えていくのが分かった。
その泡は浮かんでは消えを何度も繰り返しながら、徐々に姉の顔の真上を目指すように集まり、大きくなってきた。
見てはいけない、目をそらさないと、そう思っていると、今度は二段ベッドの上の方に人の気配を感じた。
「額の長い、髪の毛のない、目玉がぎょろっとした老人が、ニヤニヤとしながら自分の方に向かって腕を伸ばしてきた
「伸ばしているはずなのに、こちらに届かない
「天井の泡がやがて一つになって、ボコっ!! と異様に大きな音がして弾けたと思うと、中から人の顔が飛び出してきた

――その瞬間、プチ!って音がして、何かがうぃーんって音し始めたのよ。それが合図かのように、その気配は全てなくなったんだ――

電気が通じ、何かのモーターが作動した音だったのではないか、と姉は言ってました。

その体験があったからでしょう。
私達家族はその家に遊びに行くことは二度とありませんでした。
従姉妹は変らず我が家に遊びに来てくれたのですが、互いに年をとり、近場の友人、学校の友達などが出来てから、すっかりと疎遠になってしまいました。

後で分かったことなのですが、その家が建つ前、そこは沼地だったそうです。

親類はもう誰も
その家には住んでいません。とだけ付言しておきます。

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Comment

  1. 匿名 より:

    名前変えて投稿する意味…文面で最近連投してる人ってすぐわかるじゃん。

    せめて普通ラインの文章構成で投稿してくれや。

    話ってのは、内容より読ませ方と表現が一番重要なんだわ。

    新しい話が投稿されても質が低い物ばかり増えたらサイト自体の評価下がるよ。

  2. 匿名 より:

    書き方等とかはともかく、内容で言えばこれかなりヤバイ類の霊だと思う。
    特に窓から見えた黒い顔のは悪霊化していたのかもね。

  3. 匿名 より:

    私も窓の所の霊は怖いというか、嫌な感じがしました。

    まるで家に来る人を見張っているようで…

    あと、最後の「親類は」のところ、みんな死んじゃって…と思うと涙が出そうになりました。

    みんな引っ越して無事でいるといいんですが。

  4. 匿名 より:

    下半身がないのにひざ?

  5. 匿名 より:

    初レスで失礼。
    窓の所の霊についてだけど、こっちは割と小物。
    他の人が感じたように、訪問者を見張る他、家の者が逃げださないようにコントロールしている。

    遥かに危険なのは、四畳半にいた奴。
    恐らく親父さんの方はかなり霊力があったと思う。
    その力を怖れてあの手この手で追い出しにかかっていたんだろう。
    俺だったらションベンちびるレベルの事があったろう。

    沼地は悪い気が溜まりやすい
    その気を塞ぐ形で家が建てらたと考えたら、一家全滅はあり得なくはない。

  6. 匿名 より:

    みんな想像力豊かなの?
    霊視できるわけないよね?

  7. 匿名 より:

    有名どころの霊能力者なんかは、話聞いただけで
    「それは近くの踏み切りでなくなった方ですね。踏み切りに花が供えてある筈なので、あなたもおまいりして下さい」とか分かるみたい。

    私も霊感0な人間だけど、以前、(ロンブーの亮さんだっけ?司会している)番組の
    「○○が選んだ最も怖い映像」で、私はちっとも怖いと思わなかった「もう一人の司会者」がダントツ一位だったのを見て、霊感ある人とない人じゃ全然感じ方違うんだな、とはしみじみ思ったよ。

  8. 匿名 より:

    日付けが変わる時刻に小学生に食事をさせるその感覚がイヤ

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