首のない警官など心霊現象 や都市伝説・意味がわかると怖い話のサイト

首のない警官

公開日: : 心霊現象, 怖い話 , |54 view

私はある離島の駐在所に、勤務しております。
この駐在所に来る前は、派出所に勤務しておりました。
田舎に住む事になりましたが、私は「不運だった」と思っていません。
「職住接近だし、3直交代の不規則な生活をしなくて済む」と、考えたからです。

しかし、この駐在所には問題がありました。
首が無い警官の幽霊が出るのです。
私も最初は驚きました。でもその幽霊は、それほど危険な存在に思えません。私には無関心のようですし・・・。
だから私は、段々と幽霊が現れる生活に、慣れていったのです。
しかし、私は幽霊の正体が気になっていました。

それで私は寄り合いの度に、それとなく駐在所の幽霊について聞き出そうとしたのです。
ところが住民達は、いつも「気にしない方がいいよ」と話をはぐらかし、私に何も教えてくれません。
その度に私は、「よほど言いたくない事なのかも・・・」と思い、何も聞けませんでした。
住民との関係を、悪くしたくありませんでしたから・・・。

そんなある日、私はその幽霊に、ついつい話しかけてしまったのです。
「あんた、いい男だね」と。
別に、この言葉に深い意味はありません。
ただ、いつも現れる幽霊とコミュニケーションを取ろうとし、ちょっとおだてただけです。

しかし私の言葉を聞き、彼は恐ろしい見幕でにじり寄ってきました。
「俺の顔が見えるのか」と・・・。
あんなに恐ろしい威圧感を受けたのは、初めてです。
私は恐ろしさのあまり、すぐにその場から逃げ出しました。
そして村長の家へ行き、その出来事を話したのです。
その時の村長は、険しい表情を浮かべ、頑なに口をつぐんでいました。
それでも私は、駐在所の幽霊について、強い口調で尋ねたのです。

すると村長は、古ぼけた封筒を私に手渡しながら、こう言いました。
「この封筒の中を見たら、あんたは間違いなく死ぬ」
「その覚悟があるんなら、見てみなさい」
私が封筒を手に取り、中を確認しようとしたその時です。
突然に玄関のドアを、誰かが叩く音がしました。
私と村長が玄関まで行くと、ドア開かれておりましたが誰も居ません。

「もしかしたら、あの幽霊なのか?」
「あの幽霊が居る気配がするし・・・」
「でも、どこにも姿が見えないな」

私がそう思いながら、恐る恐る辺りを見回していた時です。
突如、私の背中に悪寒が走ったかと思うと、そのまま私は気を失ってしまいました。

それからどの位の時間が経ったのでしょうか。
意識が戻った時は、何と私の体が金縛り状態になっていたのです。
そして「見たな、見たな・・・」と、あの幽霊が私に呟き続けていました。
それで、驚いた私は思わず心の中で叫んだのです。
「一体お前は、何をしたいんだ!」
「俺をどうする気だ!」その時、幽霊はこう答えました。
「一人になりたい」
「幸せに辿り着くまで、考え続けたいんだ」
彼はそう言い残し、自分の家へ帰ったようでした。

あの駐在所に・・・。

その後、私は別の建物を駐在所代わりにし出したのです。
そんな私に、村長は駐在所の幽霊について、こう教えてくれました。

「あのお巡りさんは、駐在所で火の不始末から、火事を起こしたんじゃ」
「火はすぐに消えたが、お巡りさんは大火傷をした」
「それ以来あのお巡りさんは、人を避けるようになってな」
「火傷のせいで、えらく人相が悪くなったから、しょうがないじゃろう」
「だが島のみんなは、そんな駐在さんはいらんと怒ってな」
「駐在さんは、みんなの冷たい仕打ちのせいか、自殺したんじゃ」
「駐在さんの奥さんも、その後、ここを去っていった」
「あの封筒にはな」
「駐在さんの、顔写真が入っているんじゃよ」
「もうこれ以上は、何も知らん方がいい」

私は今でも、「彼が早く幸せに辿り着くよう」祈っています。

首のない警官の情報や心霊現象の心霊現象のまとめや実話、ランキングや短編長編など「怖い話・心霊話・都市伝説投稿サイト

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 心霊・怪談へ にほんブログ村 2ちゃんねるブログ 2ちゃんねる(オカルト・怖い話)へ

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

関連記事

妖怪は本当に居る(ユーザー投稿)

大阪府の片田舎に源氏ノ滝と呼ばれる滝がある。 わりと夏場の昼間は賑やかで 家族連れでごった返

記事を読む

俺は幼少期、G県の山間部に住んでいた。(くねくね)

俺は幼少期、G県の山間部に住んでいた。 まあ田舎にありがちな話だけど、隣近所は全部自分の一族。

記事を読む

返却BOX

しまった!今日がDVD返す日だった!! 夜中布団の中で、はっと気付いた。時計を見ると1時ちょ

記事を読む

バス停の女[1]

これは友人からの話。 事件というか話の流れをリアルタイムに聞いていたんだけど、それをまとめてみた

記事を読む

殺す!

「近頃疲れがたまってるんだけど全然寝れないんだよね・・・」 彼女の口からこの言葉を聞いたのが

記事を読む

幻の集落

私は子供の頃、山深い小さな集落に住んでいました。 小学生になったばかりの頃の話です。 私の家は学

記事を読む

愛車のソーラ

友人(以下M)は車やバイクが大好き。類友と言うのか、周りもそういう人が多いみたいだった。 ある日

記事を読む

高校時代いじめられている女の子がいました。 その子はとても美しかったのですが 社交的ではなく

記事を読む

【3人組シリーズ】逆打ち

四国八十八箇所を逆に回る「逆打ち」をやると死者が蘇る。映画「死国」の影響で逆打ちをそういう禁忌的なも

記事を読む

付きまとうおっさん

俺はバイク乗りなんだけど、3年くらい前に体験したやつをまとめてみた。 バイクと車は同じ道を走

記事を読む

お面の神様

俺が小学生の頃の話。 昔っから絵を描くのが好きだったんだ。コンクール

配達の仕事をしていたら

前の話(詳細は電車のつり革)からだいぶ時間がたち、私も仕事が変わりまし

狙われる路上の宗教勧誘

路上の宗教勧誘ってどう思いますか? ウザいですよね。メンドイですよね

呪われたわたし

私が小3の夏休みの時に、学校で流行っていたこっくりさんを友達と夜の時に

呪われたわたし

私が小3の夏休みの時に、学校で流行っていたこっくりさんを友達と夜の時に

→もっと見る

  • 皆様の怖い話の投稿お待ちしております。

  • 人気ブログランキングへ
  • 20代後半結婚適齢期の家事手伝い。最近の趣味は廃墟めぐり。
    皆様の怖い話の投稿お待ちしております。

    相互リンク・RSS大募集中です
    こちらのフォームまでお気軽にご連絡ください
    ご連絡いただかなくとも、こちらでアクセスランキングを見て定期的にアクセスがあることを確認しましたらリンク・RSS登録致します。

    当サイトのご利用は、自己責任でお願いします。当サイト及び外部リンク先のサイトを利用したことにより発生した、いかなる損失・損害についても当サイトは一切の責任と義務を負いません。

  • ブログパーツ

PAGE TOP ↑