ゴミ漁りなど怖い話 や都市伝説・意味がわかると怖い話のサイト

ゴミ漁り

公開日: : 怖い話 |43 view

俺は、40歳近い独身。
どこに転職しても職場に全然馴染めず、会社員は諦め、
10年位前からはアルバイトを転々としている。
そんな俺の楽しみは、近所のゴミ集積所を漁り、
他人の生活を垣間見る事だった。

深夜3時、今日もゴミ漁りに繰り出す事にした。
ワンルームで独り暮らしの若者の中には
収集時間を守らずに、
この時間既にゴミ出ししている人が結構居る。
時間帯的に目に付き難い事があり、
俺はこの時間を一番狙い目にしている。

早速、最近出来たワンルームマンションの集積所を漁ってみた。
コンビニ袋に空きパックを何個も押し込んだものから
デパートの紙袋に乱暴にゴミを突っ込んで捨ててあるもの
色々なものがあった。
その中に、明らかに中身を見られるのを拒んでいるように
紙袋で何重にも封をし、その上から指定ゴミ袋で包んでいるものがあった。
好奇心をそそられ、今日はこれを持ち帰ってみる事にした。

俺は住んでいる木造アパートに帰り、丁寧に封を切っていった。
何重にもなっている紙袋を全て開封すると
どこかの部屋の中で赤ん坊の写っている写真が
くしゃくしゃになって7,8枚入っていた。
(自分の子か?普通こういう写真を捨てるかよ)と
自分の行動を棚に上げてて、俺は世を儚んだ。

何週間か経過し、また同じゴミ集積所で俺はゴミ漁りをした
以前見つけたものと同じ、紙袋で厳重に封をしているゴミを
また見つけたので持ち帰った。
アパートで開封すると、以前と同じように赤ん坊の写真が入っていた。
ただ、依然と違うのは、写真の赤ん坊の顔にあたる部分へ
ボールペンのようなので穴を乱暴に開けたり、
ひどく引っ掻いた跡があった。
(なんだこれは?)と思いつつ、よく観察すると
赤ん坊の顔はよく見えなくなっていたが、満足に世話をされていないようで
なんとなく顔色が悪い。手足にも傷のようなものが見える。
(虐待か…?)
気まずくなったが、自分のしている事がそもそも
人にあまり言えない行為であるため
俺は誰にも言わないでおいた。
もっとも、私生活で話す相手が普段から居ないのではあるが…。

また数週間後、同じゴミ集積所で
また紙袋で何重にも封をしているゴミを持ち帰ってきた。
中を開けてみると、また赤ん坊の写真が数枚あった。
今度は写真に「死んじまえ」と
ボールペンでものすごく力を込めて字が書かれており
深い溝が出来ていた。
赤ん坊の顔の部分は、カッターのようなもので幾重にも切れ目が入り
顔が判別不可能なまでになっていた。
ただ、手足を見ると、赤黒い斑点がいくつもできており
もはや生きているのかどうかすら判断が難しくなっていた。
見るのが辛くなってきた。

しかしまた数週間後、同じゴミ収集所で
また例のゴミを調達して部屋に持ち帰ってしまった。
中を開けるのが怖くなってきたが、好奇心が勝って結局開けた。
今度は写真ではなく、写っている赤ん坊の顔面が
何かで削られたかように写っていた。
ちょうど、大根おろしで乱暴に削った大根のような…
もはやどう見ても生きてはいない。
手足も変な方向に曲がっていた。

もう嫌になって、そのゴミ集積所は俺の対象から除外した。

あれから一ヶ月。
俺はもう、そのゴミ集積所には行っていない。
というか精神的に堪えて、ゴミを漁る趣味はもうやっていない。
実は、もうそれどころではなくなったのだ。

俺のアパートの部屋にある郵便受けに、
いつに間にか、例の赤ん坊…というより赤ん坊だった物体の
写っている写真が、時々放り入れられているからだ。
当然、もう写真は正視に耐えないものになっている。

俺がバイトから帰ってくると、いつの間にか郵便受けに写真が入れられている。
誰が何のためにやっているのか全然判らない。
昨日から俺は、郵便受けにガムテープで目張りをして、
家から出ないようにしている…
布団にくるまって、何かを待ち続けている…
何が来るか…

ゴミ漁りの情報や怖い話の怖い話のまとめや実話、ランキングや短編長編など「怖い話・心霊話・都市伝説投稿サイト

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 心霊・怪談へ にほんブログ村 2ちゃんねるブログ 2ちゃんねる(オカルト・怖い話)へ

Comment

  1. 名無し より:

    読みごたえありました

  2. 匿名 より:

    実話ですか?

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

関連記事

隣の住人

少し前まで、私は今付き合ってる彼と 田舎にあるとあるマンションで、同棲していました。 そこは

記事を読む

ひよこ

ある農家の話。 ある日、その家の幼い娘が楽しげな顔を浮かべて母親に言った。 「お母さん、

記事を読む

ロフトの怪

とある会社員(男性)が某北関東の都市に転勤を命じられ、東京からつい先日越して来た。 東京ではワ

記事を読む

忌箱

これは高校3年の時の話。 俺の住んでた地方は田舎で、遊び場がなかったんで近所の廃神社が遊び場と

記事を読む

縁(えにし)

もう随分と前に亡くなったウチの爺さんなんだが、 変に、と言うかオカルト方面になんか詳しかった。

記事を読む

ご自由にお使いください

最初は、ほんの出来心だったんです。 きっかけは2年ほど前にやっていた深夜番組でした。 30分

記事を読む

曰く物件

不動産ネタが投下されたので俺も。 俺は関東で不動産仲介業の営業やってるクソサラリーマンなんだ

記事を読む

地下2階(投稿作品)

30年以上前の話になりますが、弟が入院中に母が体験した話です。 私は4人兄弟です。 弟が4才

記事を読む

良栄丸事件

206 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/02/02 23:28 ここって恐

記事を読む

井戸に落ちる女の子

うちの会社は結構ブラックで、絆を深めるためなのか精神修行なのか知らないけど毎年、新入社員に山登りとか

記事を読む

監視カメラ 障害報告

1.タイトル  ○○様 倉庫内 監視カメラ正副故障 2.障害発

電車のつり革

仕事帰りのある日、いつものように終電に乗って家に帰ることにしました。

濡れたチケット

以前、某コンサートホールでバイトをしていました。 そのときの経験

お姉さん

オレの叔母さんから聞いた話。 叔母さんが一人暮らしをしている息子

家電量販店B

 家電量販店Bはお客さんとしてお店に行くには問題ありません。  しか

→もっと見る

  • 皆様の怖い話の投稿お待ちしております。

  • 人気ブログランキングへ
  • 20代後半結婚適齢期の家事手伝い。最近の趣味は廃墟めぐり。
    皆様の怖い話の投稿お待ちしております。

    相互リンク・RSS大募集中です
    こちらのフォームまでお気軽にご連絡ください
    ご連絡いただかなくとも、こちらでアクセスランキングを見て定期的にアクセスがあることを確認しましたらリンク・RSS登録致します。

    当サイトのご利用は、自己責任でお願いします。当サイト及び外部リンク先のサイトを利用したことにより発生した、いかなる損失・損害についても当サイトは一切の責任と義務を負いません。

  • ブログパーツ

PAGE TOP ↑